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2012年度 AO入試/編入学試験(歯学部)

■AO入試

 私立歯学部のAO入試は受験資格に制限のない大学が多い。制限があるのは、地域別選抜の形を取り現役生のみ・評定平均3.5以上に絞っている愛知学院大学と、出願資格が5浪までとなる神奈川歯科大学と福岡歯科大学である。神奈川歯科大学のAO入試は募集人員10名で今年度からの実施となる。受験するには今年度のオープンキャンパスに参加することが必要だ。

 昨年度からAO入試を導入した日本大学(松戸歯)と鶴見大学だが、対照的な結果となった。日本大学(松戸歯)は募集人員5名のところに16名の受験者があり、14名が合格した。2012年度は募集人員を増やし1期と2期に分けて募集する。鶴見大学は受験者9名、合格者8名であり、2012年度は15名の募集人員を10名に減らす。エントリー審査で3回以上の面談が義務づけられている鶴見大学に対して、日本大学(松戸歯)は書類審査のみでエントリーできる。受験生にとってはそのあたりも受けやすさにつながったのかもしれない。

 全5回のAO入試で60名を募集していた明海大学であるが、今年度はセンター試験利用入試を導入することもあり、9月期・12月期・3月期の計3回で45名を募集する。昨年は全5回で48名が受験し38名が入学した。学納金の引き下げもあり、今年もそれなりに人気を集めるものと思われる。

 総じて私立歯学部のAO入試は、倍率が1.0倍前後の大学が多い。出願資格も推薦入試に比べると厳しくない場合が多く、併願制の大学がほとんどなので、志望する大学がAO入試を行っている場合は、積極的に受験を検討してみるといいだろう。ただ、朝日大学のAO入試は専願制(合格すると辞退が認められない)なので注意が必要だ。

 自己推薦書が必要な大学は、大学のアドミッションポリシーをよく読んで、大学の求める学生像をよく踏まえた上で書くとよい。できれば第三者である高校や予備校の先生に添削してもらうといいだろう。



■編入学試験

 2012年度から北海道医療大学が編入学試験を実施することになった。これで私立歯学部17校中編入学試験を実施していないのは、大阪歯科大学のみになった。編入学試験を実施している大学は、いずれも若干名の募集で合格すると2年次に編入される。何回かに分けて募集する大学も多く、神奈川歯科大学は1期~4期の4回にわたって試験を行う。また、奥羽大学では10月から3月にかけて、随時試験が実施される。これまで奥羽大学は4年制の大学卒業(見込)者しか受験できなかったが、今年度から出願資格が緩和されたので注意したい。

 これまで11月に学士編入学試験、3月に編入学試験を実施していた東京歯科大学は、学士編入学試験を廃止し、A・Bと2つの日程に分けて編入学試験を実施する。また、新しく「学士等特別選抜入試」を2回に分けて実施する。出願資格は編入学試験と同じだが、合格した場合は2年次ではなく1年次に入学となる。一般入試と条件的には変わらないが、科目負担が一般入試よりも少ないのが魅力だ。東京歯科大学を第1志望と考える再受験生にとっては、チャンスが広がったことになる。

 編入学試験における面接の一番のポイントは「なぜ今になって歯学部なのか」ということである。また、これまで学んできたことを歯科医師となる上でどう活かしていくのかについてもよく聞かれる。いずれも試験官の納得のいく答を準備しておきたい。基本的に編入学試験の試験問題は公表されていないので、受験者からの聞き取り調査が頼りとなる。その場合、編入試験に詳しい予備校などに問い合わせるのもいいだろう。

 また、複数の大学の編入学試験を受験する場合、試験日程をあらかじめよく考えておく必要がある。特に11月は各大学の編入学試験が重なるため、第一志望の合格発表日より前に、合格した大学の手続締切日が来る場合もある。そうなってから迷わないよう、出願する前に慎重に検討しておきたい。




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