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推薦入試

2012年度 推薦入試(歯学部)

 これまで私立歯学部17校の中で、公募制推薦入試を行っていないのは、明海大学、日本大学(歯)、日本歯科大学(生命歯)の3校であったが、2012年度から明海大学が公募制推薦で5名を募集する。昨年度は6年間で約1,000万円以上も学費を下げ、志願者の回復を果たした明海大学だが、推薦入試でどこまで志願者を集めるかに注目したい。

 公募制推薦を実施していない日本歯科大学(生命歯)だが、今年度から指定校推薦の募集人員を10名増やして20名とした。もともと同大学の指定校推薦は人気が高く、昨年も26名が受験して25名が入学している。高校が指定校になっている場合はチャンスである。進路指導の先生に確認してみてほしい。

 さて、受験生の人気を二分してきた東京歯科大学と昭和大学(歯)の推薦入試であるが、2011年度は明暗が分かれる形となった。教育充実費を550万円から400万円に減額した昭和大学(歯)に対して、東京歯科大学は本学の他に大阪・福岡に地方会場を設けた。結果は昭和大学(歯)が前年の54名から34名に志願者を減らしたのに対し、東京歯科大学は77名から84名に志願者を増やした。東京歯科大学が志願者を集めた背景には、地方会場新設の他に来年度から水道橋キャンパスへの順次移転が決まっていることが大きいと思われる。人気の二極化が進む私立歯学部だが、東京歯科大学のキャンパス移転によりさらに加速するかもしれない。

 このところ募集人員や受験回数、出願資格などにおいて拡大を続けていた私立歯学部の推薦入試だが、日本大学(松戸歯)は募集人員を20名から10名減らして10名とし、評定平均の制限も3.2以上から3.7以上へと引き上げる。奥羽大学はA日程・B日程と分けていた試験日程を一本化して11月に行う。福岡歯科大学は募集人員を10名減らして15名とする。逆に鶴見大学は4回に分けて3月まで推薦入試を行う。忘れてはならないのは、朝日大学を除いた私立歯学部の推薦入試は基本的に専願制(合格したら入学しなければならない)である。慎重に受験を検討したい。

 私立歯学部は推薦入試の過去問が公表されている大学も多いので、事前に試験内容を確認して十分な対策を立てておきたい。特にほとんどの大学で課される小論文対策は必須である。また、面接試験はすべての大学の推薦入試で行われる。歯科医師過剰と言われるこの時代に、なぜ歯学部を目指すのか、将来どのような歯科医師を目指しているのかについては、試験官が納得するような答をぜひ考えておきたい。







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